12.2 C
Tokyo
木曜日, 4月 16, 2026
spot_img

一人で太陽光発電業界に挑み続ける為の、成功の秘密は?(ENERGYBIZが外川良社長に単独インタビュー)

 今回のインタビューは、株式会社富士商事 代表取締役 外川良氏にお話を伺いしました。

 

 外川良氏は経営している会社は従業員ゼロの1人だけの会社であり、見積もりから納品まで、全てお一人で対応をしています。このビジネスモデルは変化の激しい太陽光発電業界にとっては、1人で対応はとても大変であり、難しいと言っても過言ではありません。

 

 この度は、その至難のことを、どのようにお一人で対応されているのかも含めてお伺いましたので、皆様に共有させていただきたいです。

 

エナビズ:現在の会社を立ち上げた経緯をお伺いしても宜しいでしょうか? 

 

外川良氏:

 私は、2013年の大学卒業後に、太陽光発電で日本一の売上高の売上500億の商社兼メーカー兼EPCの営業として5年間従事し、年間売上1位&最優秀賞を最年少で獲得しました。

 

 その後、2017年の26歳の時に太陽光部材卸商社の富士商事を起業して、 7年目の現在32歳です。 起業以来ずっと誰も雇わず社員ゼロで、7年間で計1,600案件、売上計約30億、利益計約4億、自社太陽光発電所10基、無借金経営の状況です。東日本大震災の復興支援団体を立ち上げて東北で活動している時に、太陽光発電に大きな未来を感じたので、新卒から働き出してから11年間でずっと太陽光だけを80億程販売させていただいております。今後もあと数十年は太陽光部材の卸事業を継続予定です。

 

エナビズ:再生可能エネルギーの会社をお一人で経営しているとき、どのように効率的なワークフローを維持していますか?

 

外川良氏:

 起業してからずっと誰も雇わず1人で全業務をやっているので、間違いやミスや抜けを起こさない様に、案件リストや売上一覧や案件管理表を使って、4-5回はチェックする様にしています。 会社員時代と違って誰かが助けてくれたり、フォローや指摘してくれる事はないので、自分のミスは自分で気付かないとお客様にご迷惑をかけてしまうので、過去の自分を信じずに何回もチェックしながら地道にコツコツやっています。 

 

エナビズ:太陽光も問題に直面することが、多いかと思いますが、アフターサービスはどのように対応されておりますでしょうか? 

 

外川良氏:

 弊社は商社なので、商品の保証はメーカー自体がしているので、アフターサービスは特に特別な事は何もせずに、お客様からご連絡いただいた不具合修理依頼などをメーカーに大至急依頼する事くらいです。しかし、この様な当たり前の事さえも出来ていない会社が多く、「他社で数年前に買った商品で不具合があり、買った会社と連絡が今は付かなったり、対応を放置されているので、富士商事から本案件は買ってないが、富士商事にアフター対応を依頼したい」という案件が最近はより一層増えております。

 

 お客様に有難い事に販売させていただいたからには、 納品&連係&不具合発生&廃棄までの数十年間はしっかり責任持って対応させていただきます。「都合の良い事言って売る時だけ良い顔をして、売った後は素っ気ない」という会社が太陽光業界では多いですが、売ってからが本番で、利益にならない不具合時の対応こそがその会社の真価や本当の姿が現れるので、売る時よりもアフター対応の方にむしろ力は入れています。私も自分で太陽光を10基持っており、不具合時に対応が悪いと大変悲しいという気持ちは痛い程分かるので、お客様の損失最小限化に全力で毎回努めます。

 

エナビズ:他社と比較して、御社の競争優位性は何ですか?

 

外川良氏:

 対応スピードと安さ、およびお客様の利益最大化の為にその案件に合った最善最安の商品の選定です。

 

 他社様が承認や稟議が数日かかる事を弊社では私一人だけで私の脳内で完結するので、早ければ数分で対応可能です。例えば、見積提出も他社様では2-3日かかる事も弊社では30分以内に見積提出完了という様なケースは年間100件以上あります。寝ている時以外は土日祝日も含めて365日24時間対応可能で、常に即レス対応をさせていただいております。

 

 他社様の場合はノルマや目標や会社からの指示で、お客様の利益最大化よりも会社の利益になる商品を優先的に売らないといけないですが、私はその様なしがらみがないので、純粋にお客様の利益最大化の為に、その案件に合った最善最安の商品の選定を本当に意味で出来ます。

 

 会社員時代は口が裂けても言えなかったですが、「その商品なら弊社よりも御社が今付き合いのある○○様の方が安いので、弊社で買うよりも○○様で買った方が御社はお得ですよ」なども今では平気で伝えるので、長期的にお客様は弊社を頼ってくれる事が多いので有難いです。

 

 太陽光業界は人の入れ替わりが激しく、担当者がコロコロ変わったり、知識の浅い人が担当に付く事がよくありますが、弊社は私1人だけなので担当者変更は一切ないです。私が11年間で培ってきた知識や経験を元に、お客様に最善で最安の商品をご提案出来ます。

 

 メーカーだとお客様に合ってなくても 自社商品を売らないといけないですし、 商社でも在庫を持っていれば在庫を 優先的に売らないといけないですが、弊社はメーカーでもなく、在庫を一切持たない商社なので、どの商品が売れても利益は同じで、さらに言えば別に売れなくても滞留在庫リスクもないので、何にも縛られずにお客様に合った一番良い提案が可能です。

 

エナビズ:日本の太陽光発電業界が直面している課題と機会は何ですか?

 

外川良氏:

 日本では太陽光に関する ファクトや事実やデータに基づかない、偏見&妄想&陰謀論の間違った情報が蔓延している事です。太陽光のデメリットでよく言われるのは、廃棄問題・リサイクル問題・製品寿命問題・ 強制労働問題・火災時の消火問題・土壌汚染問題・ 有害物質問題・撤去費用高額問題などがあります。これらは、全て間違った情報ですでに解決済みで、そもそも問題すらはじめからないです。

 

 まともな正しいデメリットのご指摘なら大歓迎ですが、 太陽光に反対したいが為に無理矢理引っ張ってきた様な架空のデメリットの指摘ばかりが間違って広がっております。東京と川崎の太陽光義務化の際に、デマや陰謀論をファクトやデータで根拠を 元に間違いと説明されましたが、効果がほとんどない状況です。「スマホや電子レンジは電磁波が出ているから人体に悪影響」 と似たレベルのあり得ない誤情報が太陽光に対しては広がっています。 

 

エナビズ:太陽光パネルは設置してから数十年経つところもあります。今後の将来性、またはSDGsの観点から見まして、リサイクルなどは 太陽光パネルでも可能でしょうか?

 

外川良氏:

 太陽光パネルはもちろんリサイクル可能で、すでにリサイクル実施中なので、太陽光パネルはリサイクル出来ないという情報は根拠のないデマです。そもそもリサイクル以前に、太陽光パネルの保証は20-30年で性能8-9割、製品寿命は50-80年程と言われているので、世間で言われている大量廃棄問題自体の発生確率は大変低いのが、太陽光パネルの廃棄&リサイクル問題の実態です。リサイクルする以前に中古パネルとして国内外で使用するので、廃棄もリサイクルもそもそもする必要がないです。

 

 災害等で破損したパネルを廃棄&リサイクルする必要はありますが、量はごくわずかで廃棄&リサイクルもすでに実施済みです。例えるなら、1年保証の洗濯機や冷蔵庫などの家電を使って、1年後に廃棄&リサイクルで困っていると言っているのと同じです。まだまだ5-10年も使える家電を廃棄&リサイクルするはずがないのと同じで、太陽光パネルも性能が極端に落ちるまで50-100年と使い続けます。1980年くらいの40年程前の太陽光パネルが8-9割の性能を維持しているケースもあるので、40年前の技術でこれ程の長寿命なら、今の最新技術のパネルは人の寿命より製品寿命は長いのではないかというレベルの長寿命です。

 

おわりに

 日本の太陽光業界は、この数十年の中でもずっと変化をし続け、情報もたくさんあり、何が事実で、事実でないのかも把握していないと難しい業界と感じられます。その中で、外川社長は、お一人で対応しているからこそ、すべての情報を理解でき、一貫性を通して、対応が早い業務を展開してきたと感心させます。

 

Related Articles

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Stay Connected

0ファンいいね
0フォロワーフォロー
0購読者購読
- Advertisement -spot_img

Latest Articles