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木曜日, 4月 16, 2026
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太陽光発電による雑草対策:未来のエネルギーの守護者

 本日は、丸瀬産業株式会社の社長である瀬戸口氏にお話を伺います。

 

 丸瀬産業は太陽光美装サービス専門の会社です。 同社は、太陽光発電所向けの包括的かつ効率的な雑草と草刈りのソリューションを提供することをも専門としています。 雑草の繁殖を抑制することで、太陽光発電所のスムーズな稼動と発電効率の最適化を実現します。

 

 今回は、弊社のエナビズのインタビューにお答えいただき、誠にありがとうございます。以下は、インタビューの詳細です:

 

エナビズ:太陽光発電所の除草事業を始めたきっかけは?

丸瀬産業:

もともと、機能性コーティング剤を取り扱う会社で営業をしておりました。防汚コーティングを太陽光パネル向けに案内していると、コーティング作業のついでに草刈りも頼まれることがあり、除草作業の必要性と需要の高さを感じていました。その後、いろいろ経て独立し、事業化していきました。

 

エナビズ:太陽光発電所の除草は、他の除草とどう違うのか?

丸瀬産業:

目的が違います。

一般的な除草は美観維持が一番の目的なのに対して、太陽光発電所の除草は収益性維持、メンテナンス性維持、クレーム対策、が目的になり、美観維持は二の次です。

そのため、地面ギリギリを刈って高い工事価格になるよりも、あり程度ざっくりと刈って安くするほうが喜ばれます。ただし、ケーブル切断や飛び石によるパネル破損のリスクもありますし、安かろう悪かろうでは困ります。発電事業者様の求める低価格を実現しつつ、事故を減らし、かつ近隣の方からクレームのでないように仕上げる作業品質が重要です。

 

エナビズ:太陽光発電所の除草を簡単に考える方もいるかと思いますが、除草を定期的に行うことによるメリットは何ですか?

丸瀬産業:

しばらく放置すると、草だけでなく、木や竹が伸びたり、ツタ類がパネルを覆い隠したりします。そうなってしまうと、パネルが影になり発電量は大きく下がりますし、除草作業時の事故確率もあがります。

また、草だけだと、刈り倒し作業のみでも問題ないですが、木や竹は、伐採後に移動させないとその場に残り続けるので、その作業まで含めるとかなり割高になります。

定期的に除草することで、事故を減らせるうえトータルのメンテナンス費用も下げることが可能です。

ただし、除草の適正回数というのは現場によります。年に1回で十分のところもあれば、年に3回はしないといけないところもあります。適正回数は、土地の状態やパネルの高さなどによりますので、現場ごとに検討する必要があります。

 

エナビズ:除草方法はどのような手法で対応されておりますか?

薬などを使用されることもあるとのことですが、御社が除草剤を使用するうえで皆さんが自分で撒かれるのとはどこが違いますでしょうか?

丸瀬産業:

草刈りと除草剤では、やはり除草剤のほうが、作業者の負担、事故の確率、ともに大きく減りますし、作業スピードも速いので価格も安くご提案できます。発注者、受注者、ともにメリットがあるので、除草剤を使っていいところでは除草剤を基本とし、ダメなところは草刈りをする形にしています。

除草剤に関して、弊社では薬剤と散布ノズルを、必要に応じて変えています。

現在かなり多くの商品が出回っていますので、現場にあったものをセレクトするにはある程度の知識が必要です。

ご自身で管理される場合は、せめて、グリホサートとグルホシネートの違い、茎葉処理剤と土壌処理剤の違い、は最低限確認して作業にのぞんでほしいと思います。

 

エナビズ:太陽光発電所の除草剤を使用する際は、周辺環境に影響を与えませんか?

丸瀬産業:

農薬認定されている茎葉処理剤を、適正回数内で飛散なく散布できるのであれば、たとえ隣が畑でも問題はありません。

ただし、薬剤や作業方法によっては問題があることもありえますので、しっかりと確認が必要です。例えば、土壌処理剤は土地境界を超えて枯らす可能性がありますし、斜面でグリホサートを使えば地面が崩れる可能性があります。

また、理論上問題なかったとしても、近隣が農地の場合は、農家の方のお気持ちも考える必要がありますので、そんなときは除草剤よりも草刈りすべきです。

本当にケースバイケースなので、安易にひとつのやり方で固定せずに、必要に応じた作業をすることが大切です。

 

エナビズ:よく除草作業中に、配線を切る。ということを聞きますが、除草作業中にパネルや電線を傷つけないようにその対策は何ですか?

丸瀬産業:

事前確認、作業者間の申し送り、などの基本的なことに加え、弊社では、ケーブル切断対策に、樹脂ブレードでの作業を草刈りではメインにしています。

ナイロンコードでは飛び石がひどく、パネル破損のリスクがあります。

バリカンタイプでは重すぎて、長時間の作業は職人の負担になります。

いろいろ試した結果、樹脂ブレードをこまめに変えて高刈りをする、というやり方に落ち着きました。ただし、草が伸び切っている場合はチップソーを使うこともありますので、やはり事故を減らすためにも、定期的な除草を発注してもらえると助かります。

とはいえ、どんなに気をつけていても、事故はありえます。とくに稼働して数年経っている発電所では、結束バンドが切れてパネルケーブルが垂れ下がっていたりします。

それが、パネルの後ろ側(高い側)ならまだ発見できますが、前面(低い側)で垂れていると、まさに初見殺しとなっていて、ベテランでも切ってしまいます。剥き出しのパネルケーブルは、たとえナイロンコードでも傷つきますので、完全に防ぐには、全通路草をかき分けながら目視をしてから作業をする必要がありますが、予算もあり、現実的ではありません。

事故には注意しつつ、事故がおきたときには責任もって復旧することが重要になります。

ある程度ちゃんとした会社であれば工事の保険に入っているはずですが、なかには無保険で仕事を請け負っている方もいらっしゃるので、事前にチェックすべきポイントです。

 

エナビズ:除草作業の安全性と効率を確保する対策は何ですか? (毒蛇や蜂の巣などに遭遇する時)

丸瀬産業:

刺されない工夫と刺された後の対処、両方が重要です。

蜂に刺されない工夫としては、白系の服を着る、長袖タイプの空調服を着て強風に設定しておく、蜂の巣がありそうな箇所は注意しながら作業する、などです。

空調服のおかげでだいぶ被害は減りました。いまだに私も手の甲は刺されることはありますが…。蜂の巣の発見は経験と運です。何度も刺されていると周囲に敏感になって発見しやすくはなります。巣がありそうな場所には、風上から蜂スプレーを一瞬だけふきかけると蜂がざわざわとでてきて発見できたりします。そんな小細工もありはしますが、事前に巣を発見できるかどうかは運の要素が大きいので、刺された後の用意をしておく必要があります。

刺されたら、まず何に刺されたか確認する、ポイズンリムーバーで毒を吸い出す、水で洗い流す、冷やす、という流れになります。スズメバチに刺されている場合は、病院です。

ポイズンリムーバーは、作業者全員腰袋に常にいれています。体質にもよるのでなんともいえませんが、刺されてすぐに吸引できていると、その後の回復がかなり違います。

蛇は、刈払機での作業中噛まれることはほぼありません。逃げていきます。ありえるとしたら、手鎌での作業中なので、手鎌を使用するときに蛇がいそうなエリアでは、棒でたたく、フェンスを揺らす、などをして作業します。幸い弊社ではまだ蛇に噛まれたことはありませんが、対処は蜂同様にする準備はしています。

 

エナビズ:他の除草業者と比較して、御社の優勢は何ですか?

丸瀬産業:

「ちょうど良い品質をまあまあ安く」をテーマにしており、これが弊社のポイントになるかと思います。太陽光発電所での除草作業に必要な本質的な内容を考え、作業していますので、発電事業者様には喜ばれるサービスを提供する自信があります。

また、作業道具、機械、工法は常に見直し、効率化を図っています。なにも考えずに作業すれば3日かかる内容も、創意工夫・機械化・技術向上をしていくことで1日で終わることもあります。今後も効率化を追求し、それを価格に反映してお客様に還元していければと考えております。

 

 

丸瀬産業株式会社

〒561-0816

大阪府豊中市豊南町西2-8-5

TEL : 06-6795-9272

FAX : 06-6795-9273

HP: https://maruse-i.com/

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