ドイツのバッテリーメーカーVoltfang社は、電気自動車の使用済みバッテリーを蓄電池として再利用した定置型屋外蓄電システムを発表した。この蓄電システムの出力範囲は33kWhから644kWhまでで、充電施設、スペースが限られているインフラプロジェクト、そして製造業などでの使用に向いている。
この蓄電システムは断熱性が高く、-20℃から50℃までの温度に対応できる。太陽や雨などにも対応するため、頑丈なケースと二重壁構造を採用し、インバータはケースに直接取り付けられる。さらに、Voltfang社は独自のエネルギー管理システムを蓄電ユニットに組み込み、一体型の屋外向け解決方法を実現した。
Voltfang社のDavid Oudsandji最高経営責任者(CEO)によると、この蓄電システムは屋外環境での継続的な電力供給に最適な方法であり、設置も簡単だという。この蓄電システムは、スペインの暑い太陽やスカンジナビアの寒い冬でも稼働でき、極端な気候条件にも耐えられるように設計されている。
ドイツのアーヘンに本社を置くVoltfang社は、電気自動車の使用済みバッテリーをリサイクルして定置型蓄電システムを製造している。専用のソフトウェアでバッテリー寿命を推定した結果、新品のシステムに匹敵する寿命を持つということが分かっている。 Voltfang社製の蓄電システムは現在、ドイツのさまざまな商業施設で使用されている。
(文・編集 河井 遥)



