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金曜日, 4月 17, 2026
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First SolarとUbiQDが共同でBIPVの発展を推進

 8月15日、アメリカニューメキシコ州に本拠を置くナノテクノロジー企業UbiQD社は、量子ドット蛍光体が先進的な太陽電池モジュールへの応用を検討するため、First Solarと共同開発契約を締結したと発表。両社は2022年初頭から技術の探索を開始していたが、今回は正式な共同研究開発計画を発表した。

 

 材料工学企業であるUbiQD は、太陽光を有効利用できる半導体材料「量子ドット」を開発し、農業、クリーンエネルギー、セキュリティなどの分野における製品イノベーションにインスピレーションを提供している。同社は最近、デンバーで開催された2023年米国国立再生可能エネルギー研究所(NREL)産業成長フォーラム(IGF)で「総合最優秀企業」として選ばれた。

 

 量子ドットとは、あらゆる色の光が当たると効率よく発光する半導体ナノ粒子だ。量子ドットを使用する太陽電池モジュールは、より多くの光を捕集して電気に変換できるため、他のモジュールより発電効率が高いと考えられている。

 

 UbiQD は、量子ドットを使用し、農作物の成長に適した光を効率よく与える温室フィルム製品を開発・販売していた。現在、同社は、太陽光発電の効率向上に着目し、量子ドットを社会インフラとしての太陽光発電モジュールへの適用を試みている。

 

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 First SolarのMarkus Gloeckler最高技術責任者は、「次世代の太陽光発電製品の開発に取り組み、より多くの太陽光を捕集しエネルギーに変換するためにさまざまな改善を模索しています。我々は光捕集効率を最適化する量子ドットの能力について大変興味を持っています。UbiQD と協力してその可能性を引き出すことを楽しみにしています。」と述べた。

 

 UbiQDのHunter McDaniel最高経営責任者は、「GW級太陽光発電分野のリーディングカンパニーであるFirst Solarと協力し、その専門知識を頼りに、量子ドットを使用することで太陽電池パネルの効率向上の実現を期待しています。成功すれば、当社のコア技術である量子ドット技術の幅広い応用の可能性を示す完璧な例になるでしょう。食糧生産やエネルギー分野に活用されるこの新しいナノ材料は、気候変動対策や持続可能な経済発展の鍵を握る材料の一つでもあります。」と述べた。

 

 このビジョンを実現するには、建設業界、金融業界、そして地方自治体を含むあらゆる分野の関係者が協力して革新的な方法を探し、BIPV と自然ベースソリューションの実現・導入を促進する必要がある。

 

(文・編集 佐々木 爻)

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