ラテンアメリカにおける太陽光発電の均等化エネルギーコスト(LCOE)の下落は、太陽光発電メーカーにコロンビアなどの中米市場でのチャンスをもたらしている。コロンビアは、ラテンアメリカ最大の経済国のひとつであり、太陽光発電の大きなポテンシャルを秘めている。
最近、コロンビア政府は、全再生可能電力容量の99%を占める4.4GWの太陽光発電プロジェクトの入札を募った。
すべての再生可能エネルギー源を対象とした合計30のプロジェクトの入札は、適正価格で落札された。これらのプロジェクトは2027年末から2028年の間に稼働開始予定で、最終入札価格は18.2ドル/MWhとなった。
コロンビアの鉱山・エネルギー部の部長は、「我々は、地域のエネルギーポテンシャルの活用に大きな進歩を遂げ、エネルギー転換とエネルギーの多様化を進めている」と述べた。
イタリアの電力会社Enelのコロンビア子会社であるEnel Colombiaは、合計1.2GWの電力を供給する6つのプロジェクトを獲得した。
その中で、多くの中国企業が新たな過当競争の場に踏み出し、この新市場で活躍しようとしている。
2023年5月、三峡集団がコロンビアで初めて投資・着工した太陽光発電プロジェクト、バラノバIの主要プロジェクトが稼働し、設置容量は2万3000キロワットに達した。
2023年3月、中南建筑設計院(CSADI)のアメリカ地域本部は、コロンビアのテプイにおけるPV総合請負プロジェクトの建設受注し、プロジェクトが正式に開始された。 この総請負プロジェクトの主な請負主体は中国電力建設集団のコロンビア支社である。このプロジェクトは中南建筑設計院がラテンアメリカ市場で正式に着工した最初の太陽光発電プロジェクトでもあり、同プロジェクトの設備容量は108MWで、2024年初頭の稼働開始予定となっている。
同月、中国シノハイドロ第11局は、首都ボゴタから約207km離れたコロンビア・トリマ省に位置する128MWの太陽光発電プロジェクトのEPC契約をコロンビア政府と締結した。このプロジェクトは、2023年のコロンビアにおけるインフラ投資の重要なPVプロジェクトである。
2023年12月、中国電力建設集団コロンビア支社は、コロンビア第3位の発電事業者であるイタリア電力と、コロンビアにおける太陽光発電を開発する連携協定を締結した。
新たに設定された気候変動目標の下、満を持した今、ラテンアメリカの国々は、一連の財政的・金融的措置によって太陽光発電の普及を加速させようと積極的になっている。 一部の地域は、豊富な日照量と高い標高が太陽エネルギーに最適な環境を作り出している。 ラテンアメリカ諸国は、太陽光発電産業にとって新たな投資ホットスポットとなるだろう。
(文 小山紅葉 編集 佐々木)



