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月曜日, 6月 15, 2026
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日立ABB Power Grids、自社のバッテリーを、タイの214 MW産業用マイクログリッドに導入

 日立ABB Power Gridsは、タイの「スマート工業団地」プロジェクトにバッテリーエネルギー貯蔵システムと制御技術を提供することを発表した。

 

 このシステムはこれまでタイ国内最大の民間マイクログリッドと言われている。214MWの分散型エネルギー(共同発電ガスタービン、屋根、フローティング太陽光発電、バッテリーエネルギー貯蔵など)は、一つのシステムに統合される。

 

 現地に本社を置くプロジェクト開発者Impact Solar Limitedに、日立ABBABB Power GridsはPowerStoreと呼ばれるBESSシステムソリューションとそのデジタル制御プラットフォームe-Meshを導入するよう任命された。このプロジェクトは、タイの南西海岸近くのシーラーチャー(Sri-Racha)にあるサハ工業団地(Saha Industrial Park)に実施される。

 

 デジタル対応のマイクログリッドは、ユーティリティ規模の電力システムのように動作しながら異なる分散リソースを統合し、工業団地全体でリソースの電力出力をリアルタイムで管理および最適化にした。このシステムは太陽光発電設備の可変出力を統合し、キャンパス内のデータセンターにバックアップ電力を供給し、キャンパス内の企業の電力品質と信頼性を確保できる。

 

 日立ABBの関係者は、このモデルが、さまざまな分散型エネルギーの発電量のバランスをとり、将来のデータセンターのニーズのための冗長データを作成し、工業団地の顧客間のピアツーピアデジタルエネルギー交換プラットフォームの基盤を築いたと述べた。

 

 今年2月、同社は、シンガポール初の仮想発電所(VPP)プロジェクトとインドネシアの炭鉱のソーラーマイクログリッドプロジェクトにBESSとインテリジェント制御を提供している。ABBのバリュー・プロポジションにとって、デジタル化能力は極めて重要であり、タイのマイクログリッド・プロジェクトの中核となるのは間違いない。

 

 また、親会社である日立は4月末の記者会見で、今後数年間でグリッド事業のデジタルプラットフォーム機能を全世界で活用する予定であると表明した。同社は、2019年に開始された中期経営計画の最新動向を公表した。そして、日立は「ABBグリッド事業の買収と米国のソフトウェア企業GlobalLogicの買収は企業統合によるグローバル化戦略の一環であり、日立独自のデジタルソリューションプラットフォームであるLumadaがこの戦略の中心」であると発表した。

 

 同社は「ABB送電網事業買収」を利用して、再生可能エネルギーの効率的な送電・配電を可能にするデジタル送電網や高電圧直流送電(HVDC)などの環境事業を強化し、グローバルに展開していく。

(記者 阿部 武彦 編集 高橋 淳 校閲 石井 美香)

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