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金曜日, 4月 17, 2026
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米再生可能エネルギー進まず、太陽光、風力プロジェクト激減

  インダストリアルインフォリソーシス社(IIR)はグローバルマーケティングインテリジェンス(Global Marketing Intelligence.GMI)で、米国で導入されている再生可能エネルギープロジェクトの進捗が、さまざまな理由により最近減速していると指摘した。新型コロナの流行、サプライチェーンの問題、熟練労働者の不足、輸入資材への関税、土地所有者の抵抗などさまざまな要因が、米国における風力発電やPVプロジェクトの設置や開設を大きく遅らせる要因となっている。同社の調査によると、米国で設置済みの風力・PVプロジェクトの数は2019年に240件のピークを迎えた後、2021年には66件に急減し、中止または遅延した風力発電やPVプロジェクトの数は2018年の95件から

  2021年には155件に増加している。投資額を見ても、米国で設置済みの風力・太陽光発電プロジェクトの総投資額(TIV)は、2019年に462億ドルとピークに達し、その後、投資額は2020年に333億ドル、2021年には75億ドルに激減した。また、2021年に中止または延期された再生可能エネルギープロジェクトの金額は、昨年の完了したプロジェクトの金額の3倍になっている。この状況は今後も続く可能性がある。再生可能エネルギープロジェクトの完成が遅れている一因は、より優れた、より経済的なプロジェクトが数多く開発され、長期にわたって建設されてきたことにあると思われる。インダストリアルインフォリソーシス社の電力業界リサーチ担当副社長であるブリットバート(Britt Burt)氏は、「米国で再生可能エネルギープロジェクトが減速している理。

  由は複数ある」とし、「再生可能エネルギー発電設備の導入には、資金調達の難しさ、規制の問題、送電網の空き容量不足などを長期的な課題として挙げ、さらに、ここ数年、新たな問題が多数増えている」と述べた。また、各州が再生可能エネルギー・ポートフォリオ基準(RPS)を達成しているので、再生可能エネルギープロジェクト導入の努力が緩和される可能性があること、そして、再生可能エネルギーコストの上昇も要因の一つであるとしている。

(記者 鈴木 卓哉 編集 尾崎 和明 校閲 石井 美香)

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