ドイツの再生可能エネルギー企業、BayWa r.e.は、ブラジルの太陽光発電販売会社Ribeiro Solarを買収し、ブラジルの太陽光発電市場に進出した。Ribeiro Solarの在庫モジュールは、LONGiなどの世界的に有名な太陽光発電開発企業や、シリコンベースのコンポーネントスーパーアライアンスのメンバーから供給されている。同社は、ブラジル東部のリオ・ガンド・ド・スル州とペルナンブーコ州、南部のパラナ州に販売センターを構えている。
BayWa r.e.社とRibeiro Solar社は、この取引が両社のサプライチェーンや事業運営にどのような具体的な影響を与えるかについてはまだ明らかにしていないが、BayWa r.e.社はRibeiro Solar社が「グローバルスケール」から利益を受けると述べており、提携によってサプライチェーンが拡大する可能性があることを示唆している。
Ribeiro Solar社のCEOであるLiciany Ribeiroは、「高い評価を得ている世界的な太陽光発電企業であるBayWa r.e.社のチームに加わる機会をいただき、感謝しております。この協力関係は、成長、革新、卓越した技術に対する我々の共通のコミットメントを反映しており、我々の大切なお客様に利益をもたらすものです。」と述べている
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近年、BayWa r.e.社はアメリカ大陸での太陽光発電投資を拡大し続けている。ノースカロライナ州にある100MWのFern太陽光発電プロジェクトは2020年に商業運転を開始した。同社は現在、米国で合計154.2MWの太陽光発電プロジェクトを3つ運営しており、メキシコの都市メリダに物流センターを建設するなど、南方への事業拡大を目指している。
とはいえ、BayWa r.e.社は南米での新たな太陽光発電プロジェクトの計画をまだ発表していない。Enelが2020年に実施した調査によると、アルゼンチン、ブラジル、チリなど南米の7大国では2030年までに73GWの追加容量が見込まれ、現在開発中の20.4GWのほぼ4倍に相当する。
今回の買収は、BayWa r.e.社にとって、今年6月に、中国のモジュールメーカーJA Solarと締結したアジア太平洋地域の太陽電池モジュール販売契約に続く、最新の販売契約となる。
(取材・文・編集 河井 遥)



