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金曜日, 4月 17, 2026
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カリフォルニア州、ソーラーカナルプロジェクトを発表

 「フローティング太陽光発電」とは、海に浮かぶ網目状の太陽電池モジュールをつなげて巨大なネットワークのような構造を作り、浮力のあるボートが水面に浮き沈みするときに、発生する波力エネルギーを収集するものである。 「フローティング太陽光発電」の使用拡大可能性に関しては、2021年にカリフォルニアの2つの大学の研究者の行った研究で、開放水域にソーラーパネルを設置することによって多くの利点がもたらされることがわかった。 カリフォルニア州政府は、この研究を使ったNexusプロジェクトに2,000万ドルの資金を提供することを決定した。このプロジェクトでは、ターロック灌漑地区(TID)において、水資源局、ソーラーアクアグリッド、およびカリフォルニア大学マーセド校と協力し、TIDサービスエリア管轄下の複数の場所でNexusプロジェクトの施設の建設を今年の秋に開始し、2024年に完了する予定となっている。

 

 ソーラーアクアグリッドLLCの創設者は、ヨーロッパ諸国で水路に木を植えて日陰を作っていたこと、インドでは運河にもソーラーパネルが設置されていたことなどの水路の合理的な使用例に触発されたと述べている。カリフォルニアには4,000マイルの公共用水供給インフラがあるので、ヨーロッパとインドの水路から学んだことを用いてソーラーカナルプロジェクトの実施が可能であるかについて、関連する機関や大学と連携し結論を出し、「政府、個人、学校」でチームを形成し、カリフォルニアのソーラーカナルプロジェクトの推進を提言した。

 

 カリフォルニアのソーラーカナルプロジェクトの実施によって、毎年、州の既存の設備容量の約6分の1である13GWの電力を生産できることが研究により示された。また、プロジェクトの設備容量は、2030年までに温室効果ガス排出量を40%削減するという州の目標達成に必要となる追加容量の半分に相当する。 エネルギー貯蔵もこのプロジェクトに含まれており、曇りの天気など、太陽光発電が最適ではない場合に、エネルギー貯蔵がローカルグリッドをどのように補っていくのかについても研究している。

 

 また、発電と節水を考慮しながら、土地開発を可能な限り減らすこともできるというソーラーカナルの持続可能性の利点もエネルギーと水のつながりの例として研究発表されている。 気候温暖化と干ばつの深刻化において、水の蒸発をどのように抑えるのかということは、全世界が直面している共通の課題であり、開放水域にソーラーパネルを設置することが妥当であるのかという疑問が残る。 私たちは研究者とともに、Nexusプロジェクトの完了によってもたらされるであろう結論を楽しみにしている。

(記者 山本 圭輔 編集 高橋 淳 校閲 石井 美香)

 

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