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金曜日, 4月 17, 2026
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2390億ドル! 世界の太陽光発電への投資額が記録を更新

 BloombergNEFの「2023年下半期の再生可能エネルギー投資トラッカーレポート」によると、総額2,390億ドルが大・小規模の太陽光発電システムに投資され、上半期の世界の再生可能エネルギー投資総額の3分の2を占めた。

 

 太陽光発電を含む世界の再生可能エネルギーへの新規投資は前年同期比22%増の3,580億ドルに急増し、半年間の投資額としては過去最高だった。このうち、アセット・ファイナンスや小規模太陽光発電所建設を通じたプロジェクト開発には3,350億ドルが投資され、前年同期比14%増となった。

 

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 2023 年上半期、世界の再生可能エネルギーへの新規投資は 3,580 億米ドル (出典 @BloombergNEF)

 

 中国は引き続き太陽光発電への最大の投資国であり、2023年上半期の世界太陽光発電投資の約半分を占めている。この優位性を維持できたのは、モジュール価格の低下、好調な屋上太陽光発電市場、大規模な再生可能エネルギー発電所の稼働開始などが理由となっている。大規模な再生可能エネルギー発電所というのは、主に砂漠地帯で開発された大規模な風力発電所や太陽光発電所などのことだ。

 

 米国は太陽光発電への第2位の投資国で、2023年上半期には大・小規模の太陽光発電プロジェクトに合計255億ドルを投資した。米国からの投資額は中国に比べてはるかに低かったものの、2022年上半期に比べて75%増と大幅に増加していた。それはサプライチェーンの制約が緩和され、「インフレ抑制法」(IRA)に関する明確性が高まったからだと考えられる。

 

 また、ロシア・ウクライナ紛争開始後、欧州のエネルギー危機により太陽光発電への需要が高まったため、ドイツ、ポーランド、オランダでも記録的な投資が見られた。サウジアラビアも、水素生産専用のNEOM太陽光発電所によって投資額が目覚ましい成長を遂げた。

 

 しかし、2023年上半期の記録的な投資額は、依然として2050年までに地球温暖化を2℃未満に抑えるために必要な投資額を下回っている。この6か月間でアセット・ファイナンスと小規模太陽光発電所に5,900億ドルの投資が想定されていたため、必要額に達するには2023年上半期の投資をさらに76%増加させる必要があった。

 

 BloombergNEFが発表した「ニュー・エナジ. ー・アウトルック」によると、世界は2023年から2030年までに再生可能エネルギーの導入に8.3兆ドルを使い布石を打つ必要があるという。

 

(文・編集 佐々木)

 

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