フランスのデベロッパーTSE社は、北部地域に最先端の灌漑システムを備えた2.9MWの農業用太陽光発電所を建設した。この発電所の灌漑施設は大幅な節水を可能とし、20年間の電力購入契約(PPA)により、地元企業に電力を供給することになっている。
この農業用太陽光発電所は、フランスのオー・ド・フランスのブルージにあり、敷地面積は3ヘクタールを超える。トリガーセンサーと監視装置を備えた高度な灌漑システムが特徴で、センサーがオンデマンドで水を供給するだけでなく、灌漑を最適化するために適切な量の水を供給することができる。同時に、トラッカーによってソーラーパネルが太陽の動きに合わせて回転し、太陽エネルギーを最大限に利用することができるようになっている。
この農業用太陽光発電所は、地元企業に安定した電力を供給するだけでなく、農作物の水管理も改善する。さらに、TSE社はフランス国立農業・食糧・環境研究所(INRAE)と提携し、太陽光発電システム下でのさまざまな作物の生育を評価する農業試験を9年間に渡って実施している。
この農業用太陽光発電所は、気候変動と水不足という課題に対処するために建設された。作物の収量を増やし、水への依存を減らすために実行可能な解決策を農家に提供するだけでなく、地元の農業会からは、発電所とその灌漑システムが水資源に与える影響が評価されるのである。
20年間のPPA事業を通じて、この農業用太陽光発電所は地元企業ビオメリューの複数の工場に電力を供給し続け、持続可能な開発に貢献することになるだろう。
(文・編集 河井 遥)



