11月3日、中国の太陽光発電企業であるロンジー・グリーンエネルギー・テクノロジー社が独自に開発したシリコン・ペロブスカイト・タンデムセル太陽電池の効率が33.9%に達し、同種の太陽電池の世界記録を更新したことが、米国国立再生可能エネルギー研究所(NREL)の最新の認証報告に掲載された。
キング・アブドゥルアジーズ大学は、今年5月に33.7%の電池効率を達成し、世界記録を打ち立てた。しかし、今回ロンジー・グリーンエネルギーが33.9%の効率でこの記録を塗り替え、太陽電池の分野で大きな進展を遂げた。
ロンジー・グリーンエネルギーの社長は、太陽電池の光電変換効率は太陽光発電技術の潜在能力を評価する重要な指標であると述べた。シリコン・ペロブスカイト・タンデムセル太陽電池の効率が33.9%に達し、単結晶シリコン太陽電池の理論効率限界である33.7%を初めて超えた。これにより、シリコン・ペロブスカイト・タンデムセル太陽電池が効率で優位性を持つことが実証された。
シリコン・ペロブスカイト・タンデムセル太陽電池の理論的効率限界が43%に達することから、単結晶シリコン太陽電池の効率限界を突破するための主流の技術と見なされている。この技術の登場により、次世代の効率的な太陽電池技術の新たな技術路線が開かれ、同等の面積でより多くの光エネルギーを電力に変換することが期待されている。
ロンジー・グリーンエネルギーの首席研究者は、同社が2022年11月にヘテロ接合型太陽電池の効率が26.81%に達したことを既に発表しており、これは単結晶シリコン太陽電池の分野での世界記録となっている。今回のシリコン・ペロブスカイト・タンデムセル太陽電池の世界記録更新は、ロンジー・グリーンエネルギーの技術力が両分野で世界をリードしていることを示している。
太陽光発電業界は常にコストパフォーマンスを追求し、電池の変換効率向上はその中で最も有効な手段の一つである。技術革新に基づく高効率電池の研究開発と量産は、太陽光発電コストをさらに低減し、太陽光市場の成長を促し、エネルギーの変革を促進することになるだろう。
(文・編集 松木 大燿)



