Wood Mackenzieの最新研究レポートによれば、アメリカの蓄エネ産業は2023年第三四半期に再び記録を更新し、新規導入容量は2354MW、蓄電容量は7322MWhに達した。この成果は主に公共事業規模の蓄エネシステムに起因しており、その導入容量は2158MW、蓄電容量は6848MWhである。しかし、Wood Mackenzieは、数四半期にわたり新記録を樹立しているものの、前三期度において電力網規模の蓄エネプロジェクトの導入が遅れ、2027年の予測が5%引き下げられることになるだろうとも警告している。このような課題に直面しながらも、2024年はアメリカの電力網規模の蓄エネ市場が急成長すると予測されている。
バッテリー技術において、Wood Mackenzieはリチウムバッテリーの原材料コストが再び低下し、バッテリーパック価格が前四半期比23%減少し、コストが23%低下したことを指摘する。ただし、高い労働力の需要と、サプライチェーンからの課題で、蓄エネプロジェクトのエンジニアリング、調達、および建設コストは上昇している。バッテリー供給がもはや主要な問題ではなくなっているものの、変圧器などの一部の機器の納入は依然として遅れており、それにより供給不足の問題が生じている状況だ。
地域分布に関しては、カリフォルニア州とテキサス州の2州は蓄エネ導入量が最も高い州であり、テキサス州の蓄エネシステムの平均持続時間は約2時間であり、カリフォルニア州の場合は4時間となっている。特に、住宅用蓄エネ分野ではカリフォルニアが主導的な役割を果たしており、第三四半期に導入された住宅用蓄エネシステムの導入量は78.4MWであり、来年にはコミュニティ太陽光+蓄エネプランが始動する予定で、コミュニティ、商業、および産業(CCI)の蓄エネ分野を牽引することになるだろう。
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(文・編集 松木 大燿)



