モルガン・スタンレーの最新分析レポートによると、Xiaomiの電気自動車事業の価値は、事業の急速な拡大を見込むならば900億人民元に達する可能性があるとされている。アナリストたちは、Xiaomiの高度運転支援システム(ADAS)分野での先進的な革新と、「スマートフォン+電気自動車+IoT」の統合モデルの独自性を持つ電気自動車が市場を揺るがす可能性があると考えている。
レポートでは、電気自動車業界は消費電子製品と同様の傾向になりつつあり、これは電子部品の数が顕著に増加していることからも明らかであると指摘される。バッテリーやモーターなどの重要部品の急速な進化と発達により、異なる電気自動車メーカー間でのバッテリー寿命や速度の差はますます小さくなることから、将来、電気自動車業界は技術革新が競争力の要になるだろう。
モルガン・スタンレーは、XiaomiがADAS分野で進展を遂げており、自動環状交差点などの複雑なシナリオに対応するレベル2の補助運転機能を提供できると指摘している。Xiaomiの「スマートフォン+電気自動車+IoT」モデルは車内ユーザーエクスペリエンスの競争力を高めると予想される。また、XiaomiのIoT技術はスマートコックピット製品の開発を促し、高い競争力をもたらすだろう。
レポートでは、革新だけでなく、コストリードと規模も電気自動車成功の鍵となると述べられている。スマートフォン分野での成功経験を持つXiaomiは、電気自動車分野でもコストリードを取る可能性が高い。厳格なコスト管理とバリューチェーンの積極的なエンジニアリング最適化により、Xiaomiは魅力的な価格で製品を提供することを可能にするかもしれない。さらに、モルガン・スタンレーは規模の拡大も重要だとし、電気自動車事業がXiaomiの企業基盤(ブランド、マネジメント、サプライチェーン、流通など)を共有することでさらなる利益を得ると予測している。
Xiaomiの初の電気自動車SU7は、2022年12月の技術発表会で初めて公開されたが、価格に関する情報は明らかにされていない。Xiaomi創設者のレイ・ジュンは、15~20年以内に世界トップ5の自動車メーカーになり、2024年にスマートドライブ分野のリーダーになることを目指している。現在、Xiaomi のSU7の正式発売日は未定とされているが、レイ・ジュンによれば、発売まで数ヶ月の見込みであるそうだ。モルガン・スタンレーは、製品品質、車両デザイン、価格範囲、システムの安定性において高い満足度を提供できれば、Xiaomiの電気自動車はより急速な販売成長を実現する可能性があると評価している。
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(文・編集 松木 大燿)



