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金曜日, 4月 17, 2026
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太陽光発電世界市場の成長鈍化、業界の再構築が急務

 Wood Mackenzieは、太陽光発電業界が2024年に大きな転換を迎え、過去10年間の急成長から成熟した業界の安定成長フェーズへと移行すると予測する。今後8年間は、世界の太陽光発電設備容量は年平均約350ギガワットで維持され、2025年と2030年には371ギガワットのピークに達する可能性があるようだ。

 

 報告書は、業界の成熟に伴う成長の鈍化は自然なプロセスであると指摘する。供給者間の競争は一層激化し、効率の向上が利益を維持する鍵となる。中国の太陽光市場は引き続き世界最大の市場であるが、電力網基盤投資の遅れ、収益計画の変更、価格低下、分散型太陽光の成長の鈍化により、市場規模は縮小すると予想される。

 

 欧州市場は近年成長が著しいが、今後5年間の年平均成長率は4%に鈍化する見込みである。アメリカ市場の成長率も現在の27%から6%に低下するが、2024年に「インフレ縮減法案」が完全に実施されることにより、多くの公共事業規模の太陽光プロジェクトを促進する可能性がある。

 

 さらに、太陽光製造業は2024年に重大な局面に立つかもしれない。市場供給の過剰、特に中国の製造能力は、世界需要の約3倍に達していることから、中国のモジュール価格が安値を更新し、多くの国の国内太陽光供給チェーン構築計画が問題に直面している。計画段階の施設の一部は予定通りに完成しない可能性があり、既存施設も稼働率の低下により運営を維持するのが難しくなるだろう。

 

 世界的な需要の成長が鈍化する中、太陽光製造業者は競争力を維持するためにさらなる革新が必要となるであろう。市場の調整と業界の再構築に伴い、太陽光製造業の未来は企業の適応性と革新能力にかかっている。

 

 

   https://energy-biz.org/

(文・編集 松木 大燿)

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