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木曜日, 4月 16, 2026
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スマホメーカー・シャオミのEV発売、452万円から! CEOの雷軍氏:損失は大きい

 注目されている小米科技(シャオミ)の初EV、ついに価格が発表された。3月28日に行われたシャオミ「SU7」の発表会では3モデルが発表され、SU7標準バージョン(後輪駆動)が21万5900元(4,524,412円)、SU7 Pro(後輪駆動)が24万5900元(5,153,094円)、SU7 Max(四輪駆動)が29万9900元(6,284,721円)で販売されました。

 

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 これまで、シャオミ自動車の価格をめぐる世論の論争は続いており、中には416万円、さらに207万円という価格設定を求める声もありました。その理由は、シャオミ製品の本質は「コストパフォーマンス」にあるからです。シャオミのスマホ、家電製品のシリーズは、いつも手頃の価格でありながら、先進的な技術が取り入れられていることが常であり、従って、シャオミ自動車の価格に対する一般の期待は非常に高かったのです。それ故に、この価格は、ほとんどの人にとって「高すぎる」と感じ感じるようになってしまった。

 

 では、本当に高いですか?

 

 「SU7」については、高仕様のSU7 MaxのバッテリーはシャオミがCATL社(寧徳時代)と協力して開発した三元リチウムバッテリーで、コストは12万元(約251万円)ですが、標準バージョンはリン酸鉄リチウム(LFP)系電池「ブレードバッテリー」を搭載しており、こちらのコストも8万元(約167万円)ほどで、バッテリーコストに投資する当初の計画よりも高くなっています。

 

 通常、BEV(バッテリ式電動自動車)のバッテリーコストは、車両全体のコストの45%以上を占めます。この予測によると、シャオミ自動車のコスト18万~27万(約377~565万円)の間になります。さらに研究開発投資、マーケティングや宣伝、店舗投資などのその他のコストを加えると、シャオミのSU7 Maxの販売価格も33万元(約690万円)以上になり、かろうじて損益分岐点を見つけることができます。高配備版の車両の価格が33.6万円前後に保持されても、シャオミ自動車は依然として利益を得られません。その為、シャオミのCEOである雷軍(レイ・ジュン)氏が言ったように、「損失は大きい。」と言えます。

 

 そして、今年のEV市場を振り返ると、「混乱した競争」が繰り広げられました。今年初めには、BYDは価格競争の先駆けとなり、秦PLUS DM-iは7万9800元(約167万円)、宋Pro DM-iは10万9800元(約300万円)などを発表し、市場をさらに奪取するため、新興の自動車メーカーや合弁ブランドもBYDの流れに乗り、価格を下げ始めました。大規模な企業であるテスラでさえ、その利益率はわずか9%です。したがって、激しい競争の中で、シャオミ SU7はどのようにして価格戦争に巻き込まれずに素早く市場を獲得できるのでしょうか?雷軍氏のシャオミSU7の価格戦略は、間違いなく深熟考の結果です。

 

 雷軍氏はインタビューで、「シャオミ自動車の価格設定は、消費者に誠意感じさせる必要があり、同時にその損失も私達が負担できる必要があります。22.9万元は当初の価格であり、最高仕様版モデルは当初の価格35万元だったのですが、(自動車メーカーが価格を下げたため)私たちは混乱し、驚いてしまいました。それでも、最後まで誠意を尽くすことを決意しました。。」と語りました。シャオミのスマートフォン製造が始まった頃は、コストパフォーマンスの高さで市場の支持を得ました。しかし、市場が飽和し、サプライチェーンが成熟すると、製品のユーザー体験が核心競争力となりました。

 

 シャオミは自動車製造が自社の強みではないことを知っているため、設計の初期段階から戦略の重点をスマート化とユーザー体験にを絞ってきました。雷軍氏は、EV自動車は本質的に「自動車×電動×スマート」である。過去10年間、業界は電動化の問題を解決してきましたが、今後の10年はスマート知能の10年になるだろう。「スマート知能は車の魂であり、スマート化がこの時代の勝敗を決する要素になるだろう」と述べました。

 

 「人・車・家」というトータルサポートを、目標として実践しようとしています。「シャオミハイパーOS(Xiaomi HyperOS)」を搭載することで、シャオミ自動車はシャオミ・スマートホームとの接続を実現し、ユーザーにより便利な生活体験を提供することができます。同時に、OS、AI、ロボット工学などの分野で深い技術力を蓄積しており、これらは徐々にシャオミ自動車に応用されていくだろう。

 

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 会場で雷軍氏は、シャオミの自動車はAI音声アシスタント「Xiao AI」との言語対話を通じてシャオミのスマートホームに接続できると紹介しました。自宅でシャオミのスマートスピーカーを通して、車内のエアコンを遠隔操作することができ、シャオミ自動車の車内から、家の状況を遠隔で監視することもできます。

 

 全体として、シャオミは3年かけて自動車の0から1へと飛躍させることを実現しました。その目的は「人・車・家」のスマートエコシステムの構築を目指す他なりません。激しい市場競争の中で、シャオミ自動車は異なる道を選択し、市場競争に打ち勝とうとするシャオミの決意を私達に示してきました。シャオミ自動車の参入は既存の電気自動車市場にどのような影響を与えるのか?見守ることにしましょう。

 

 報道によると、シャオミ自動車SU7が正式に発表されてからの27分間で、予約台数は5万台を超えたとのことです。SU7標準とSU7 Maxモデルは4月末から、SU7 Proは5月末から納車が開始されます。

 

(文・編集 河井 遥)

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