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木曜日, 4月 16, 2026
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ヨーロッパ諸国に約40GW中国の太陽電池モジュールが在庫 なぜ輸入がとまらない?

 ノルウェーのコンサルティング会社ライスタッド・エナジー(Rystad Energy)によると、現在ヨーロッパ諸国の倉庫には約40GW、合計約 70億ユーロの太陽電池モジュールが保管されているが、ヨーロッパの開発業者は今年上半期も引き続き中国から太陽電池モジュールを輸入している。

 

 Rystad Energyは、在庫レベルが高いにもかかわらず、今年ヨーロッパは中国からの太陽電池モジュールの輸入を増やし続けていると指摘した。

 

 報道によると、2023年上半期における中国の太陽光発電製品(シリコンウェハー、セル、モジュール)の輸出総額は前年同期比で約13%増の290億ドルを超えると見込まれており、輸出は全体的に高い水準を維持している。輸出品構成から見てみると、シリコンウェハーやセルの輸出割合が増加し、モジュールの輸出割合が減少している。各企業の海外進出に伴い、セルやシリコンウェハーの需要が増加しているからだ。

 

 Rystad Energyは、「2022年と比べて、1月の輸入は17%増加し、2月から5月までそれぞれ22%、51%、16%、6%増加した。現在のようなペースで輸入が増え続ければ、2023年は輸入量、在庫量のいずれも過去最大を更新するだろう。年間輸入量は120GWに達すると予想され、推定された63GWの導入量を大幅に上回る。」と説明した。

 

 

 

 Rystad Energyは、ヨーロッパは太陽電池モジュールを手頃な価格で購入することを強く望んでいると述べ、ヨーロッパの太陽光発電産業は急速に拡大しているものの、ヨーロッパ製の太陽光発電製品はすぐに市場に出回ることは難しいだろうとも指摘した。

 

 周知のとおり、2022年12月9日、ヨーロッパ委員会はEUの太陽光発電産業への投資を促進するため、欧州太陽光発電産業同盟(以下「同盟」と略す)を設立した。同盟は、ヨーロッパの現地生産能力の拡大をサポートし、ヨーロッパの太陽光発電産業チェーン(ポリシリコンインゴット、シリコンウェハー、セル、モジュールなど)の製造能力が2025年に30GWまで、2030年に80GWまで達することを目指している。 

 

 2022年、ヨーロッパの太陽光発電導入量は60GW近くになると予想されていた。2025年にはヨーロッパの太陽光発電の需要は135GWに達すると予想されており、同年の太陽光発電製品の輸入量は105GW(需要の約78%)になると推測されたが、現時点では、2023年末までに年間輸入量は120GWに達するのではないかと見込まれている。

 

 製造業においては、EU製品は世界の太陽電池およびモジュールの年間生産量に占める割合が少ない。2012年、EUは世界の太陽光発電モジュール生産量(全世界で40GW)の約7%、つまり約2.5GWを生産していた。 2020年になると、EUは世界シェアの3%、つまり140GWのうちの約4.5GWを生産していた。消費面では、EUが占める世界太陽光発電導入量の割合は2012年の68%から2022年の約17%に低下した。

 

 

 アメリカでは、IRAが定めた支援策や補助金が功を奏し、太陽光発電企業は競ってアメリカに工場を建設するようになっているという。今年は、川上・川下の複数の産業チェーンにわたり、数社もの太陽光発電メーカーがアメリカに工場を建設する計画を発表した。

 

 先週も、外国企業2社が合弁会社を設立し、アメリカに20GWのヘテロ接合電池工場やモジュール工場を建設すると発表した。 

 

 工場建設を発表したのはアメリカのREVKOR Energy Holdingsと、ドイツの産業機械サプライヤー・H2 Gemini Technology Consultingである。MEYER BURGERはH2 Gemini設立時の出資企業の一つだった。

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