10.1 C
Tokyo
金曜日, 4月 17, 2026
spot_img

中国・徳州で世界最大規模の水上太陽光発電所が稼働

   2021年12月30日、中国徳州において、華能徳州丁庄ダム水上太陽光発電所が売電を開始した。総投資額8.19億人民元、出力320MWの同太陽光発電所は、現在、単一容量の水上太陽光発電所としては世界最大規模である。

  水上太陽光発電所の重要なメリットのひとつは、高い発電効率にある。一般的に、太陽電池モジュールの温度が高くなると、太陽電池モジュール自身の消費電力が大きくなり、その結果、発電効率が低下すると言われている。しかし、水中環境では、水の蒸発冷却プロセスが、太陽電池モジュール動作により発生する熱を奪い、温度を下げ、その効率を高めることができるのだ。また、地上式に比べ土地の節約と建設しやすいという特徴がある。そのほか、発電所が設置されている水域の水の蒸発を抑えることができることも実証されている。同時に、プロジェクトのすべての部材とフロートは、安全で環境に優しく、周辺の生態系植生に悪影響を与えることはないという。

  華能徳州丁庄ダム水上太陽光発電所は、風力発電と太陽光発電を一体化した発電が可能である。昼間は、風力発電と太陽光発電が同時に行われる。夜間は、風力が主な発電源となる。これにより、日中も夜間も比較的安定して電力を供給することができる。更に、先進的な蓄電装置と組み合わせることで、高い発電効率を維持することができる。華能徳州丁庄ダム水上太陽光発電所の稼働後は、年間5.5億kWhのクリーンエネルギーを供給し、20.5万トンの標準石炭を節約することが期待されている。

  また、このプロジェクトでは、浮体変位監視システム、モジュール自動洗浄システム、無人航空機検査センター、鳥よけ装置など、世界の最先端技術を多数採用している。業界のデモンストレーション効果は明らかで、山東省、さらには中国のエネルギー構造の最適化と調整の模範となっている。

(記者 阿部 武彦 編集 高橋 淳 校閲 石井 美香)

 

 

 

Related Articles

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Stay Connected

0ファンいいね
0フォロワーフォロー
0購読者購読
- Advertisement -spot_img

Latest Articles