グローバルマーケットインサイトの最近の調査によれば、世界の住宅用PVインバーター市場は2028年末までに60億ドルに達するとのことだ。現在、世界の再生可能エネルギーの55%が太陽光発電システムであるが、2050年までに世界のほとんどの地域で太陽光発電に依存するようになると推定されている。このような将来的展望の下で、今後はオーストラリアが太陽エネルギー業界にとって新しい競争市場になるであろうと言われいる。
現在、オーストラリアは家庭用太陽光発電システムの設置率が世界で最も高く、家庭用ユーザーの最大15%が屋上太陽光発電システムを導入している。特に南オーストラリア州は、過去15年間で、一番多くの再生可能エネルギー容量を導入してきた。太陽光発電がオーストラリアの人々の日常生活に浸透し、家庭用太陽光発電を推進するための確固たる基盤を築いてきた。同時に、オーストラリア政府は国内でクリーンエネルギーイニシアチブを取り、更なる市場拡大のためサポートを続けている。全国の太陽光発電の普及率を高めるために、オーストラリア州政府は次世代の太陽光発電システムを採用するための法整備と政策を策定している。たとえば、オーストラリアのエネルギー市場委員会は、州内の新規およびアップグレードしたPVシステムに対し強制的に新基準を適用することを発表した。南オーストラリア州政府は既にいくつかの太陽光発電インバーター規格を実施しており、他の州もそれに続くと予想される。さまざまな住宅空間で太陽光発電の使用を促進するための規制措置は、2022年から2028年までのオーストラリアの住宅用太陽光発電インバーター市場発展にプラスの影響を与えると予想される。
オーストラリアの一連の政策実施により、世界中多くのメーカーがオーストラリアのプロジェクトに投資するようになった。たとえば、ゼネラル・エレクトリック(General Electric.GE)が2021年12月に米国の住宅用太陽光発電インバーター市場へ参入と発表したときには、既にオーストラリアの市場に進出し、市場拡大を進めようとしていた。そのため、今後はオーストラリアが、太陽光エネルギー産業における新たな競争市場になると考えられるだろう。
(記者 山本 圭輔 編集 高橋 淳 校閲 石井 美香)



