フランスの新興企業HoloSolisは、最近、フランスでの太陽光発電装置生産ラインの設立を支援するため、ドイツの研究機関Fraunhofer ISEと戦略的協力協定を締結した。
Holosolis は、イノベーショングループ EIT InnoEnergy、不動産会社 IDEC グループ (屋上市場に注力)、フランスの太陽光発電開発会社 TSE によって設立された。 Holosolis は5月、EITイノエナジーの支援の元で、EUのエネルギー安全保障を強化するため、欧州最大の太陽光発電ギガファクトリーを立ち上げ、2027年までの全面稼働を目指している。
今回、Holosolis は太陽電池とモジュールの生産ラインの建設を計画しており、フル稼働時には年間生産能力が5GWとなる。 目標は、欧州で TOPCon 太陽電池をベースにしたコスト効率の高い太陽光発電モジュールを生産することだという。
同工場はドイツとフランスの国境近くのサルグミーヌに位置し、2025年に生産を開始する予定で、工場の規模は将来的には家庭用および商業市場向けに年間1,000万個の太陽光発電モジュールに達する予定となっている。
Fraunhofer ISEは、概念設計および建設段階での技術解決方法およびプラント計画の分野での立ち上げをサポートする。 Fraunhofer ISEは欧州で他を圧倒する太陽光発電の専門知識を有しており、今回の協力において N型TOPCon 技術の研究開発に参加することにより、Holosolis が欧州で最低コスト、最高品質のギガビット太陽光発電工場を構築するのに役立つだろう。
今年5月に欧州の太陽光発電モジュールのギガファクトリー計画が最終決定された際に、EIT InnoEnergyのCEO、Diego Pavia氏は、「Holosolis は欧州の太陽光発電産業の再産業化推進の一環である。そして、フランスの Sarreguemines への最初のギガファクトリーの建設は、その最初の例である」と述べた。
今年初めに欧州委員会が「グリーン貿易産業計画」を発表して以来、多くの欧州企業が国内に太陽光発電製造工場を建設する計画を発表しており、EUは全体で年間生産能力30GWの達成を目標とし、 2025 年までにその実現を目指す。
HolosolisとFraunhofer ISE は、今後も欧州における太陽電池とモジュールの持続可能な生産における研究と革新に協力し続けると今後の意欲を語っている。
(文・編集 佐々木)



