2019年11月、テスラのCEOイーロン・リーヴ・マスクが米ロサンゼルスで開催したイベントで、同社初の電気トラック「サイバートラック(Cybertruck)」を発表した。東京時間の2023年12月1日午前5時から、Cybertruckの最初の納車が始まった。第三者机関の統計によると、現在、Cybertruckの注文は200万を超えた。これはピックアップトラックの需要が米国で高いことが主な要因となっている。
Cybertruckは、従来のトラックと比べて具体的にどうなのだろうか?
実用性については、オートパシフィック社の総裁兼首席アナリストのエド・キム氏は、Cybertruckの実用性が外見と宣伝に次ぐものであると述べた。納車活動でCybertruckの実用性を改めて強調したが、確かにこの点には不足がある。「Cybertruckは何よりもまず、スタイルとイメージの主張である」と彼は付け加えた。
量産については、工場がフルに稼働させた場合、年間25万~ 50万台のCybertruckを生産するとイーロン・マスクは予想している。Edmunds社のインサイトのディレクター、ジェシカ・コールドウェル氏は、「マイナーなデザインと高い価格は、少なくとも現時点では大量生産品ではない」と述べた。エド・キング氏も「200万台以上が予定されているが、Cybertruckの客層は限られているかもしれない。最終的な予想販売台数は、世界的なヒットを続けているModel 3とModel Yとは対照的なものになる可能性がある。」また、「Cybertruckは、主流製品にはならないかもしれない。テスラの急成長を続けるための戦略製品というよりは、イーロン・マスクの見栄のように見える」と付け加えた。
価格については、2019年にテスラが発表したCybertruckの価格は39,000ドル(5,660,850円)、最高価格は70,000ドル弱になる。現在、テスラ・サイバートラックは、後輪駆動モデル(シングル・モータ)、全輪駆動モデル(デュアル・モータ)、3モータのモデルが用意されている。後輪駆動モデルが60,990ドル(約8,970,110円)、全輪駆動モデルが79,990ドル(約11,764,537円)、サイバービーストが99,990ドル(約14,706,039円)と、先行予約価格を大幅に上回っている。エド・キム氏は、「コロナ禍前でも初値は疑わしいと思われていた。しかし、高価で非伝統的なステンレス構造を考えれば、この価格は決して不思議ではない」新車の「外骨格」は、オットクンプ社から供給された超高強度ステンレス鋼で、モジュールごとに特別に設計され、優れた強度と耐久性を備えており、この材料はマスク氏のスペースX社のスターシップ製造にも適用されている。
(文・編集 星野)



