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木曜日, 4月 16, 2026
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【業界ニュース】太陽光発電業界の稼働率観察

 稼働率は、産業の需給動向を把握するための先行指標であり、企業製品の需給動向を判断するのに役立つ。また、業界全体の稼働率を通じて、業界の現状を把握することもできる。近年、太陽光発電産業の進化に伴い、利益が高い川上産業に各メーカーが競って参入したため、今年ではシリコン原料とシリコンウェハーの生産能力が大幅に拡大した。その結果、膨大な生産能力により徐々に過剰在庫が発生し、川上価格の下落につながった。

 

 中国では、太陽光発電産業チェーンの各部分の現在の稼働率は次のようである。

 

モジュール

 

 先月に比べ、供給増加による価格の急落を受けてモジュールメーカーは生産スケジュールに躊躇しており、国内外の消費者にも様子見の姿勢が広がった。 7月は新規受注が相次ぎ、各メーカーは生産計画を上方修正する傾向が見られ、モジュール大手の稼働率は約82%まで回復し、準大手や海外メーカーも稼働率が65%に達した。大手メーカーの生産拡大の影響を受け、総生産量は前年比15%増の46GWに達した。

 

 在庫につては、初期には在庫の安値売りで、モジュールの在庫数は徐々に安定してきたが、一部メーカーの在庫は相変わらず多く、在庫数は1.5ヶ月~2ヶ月程度の出荷数を維持している。

 

 まとめてみれば、今年上半期はシリコン原料およびシリコンウェハーの生産能力拡大により、月間生産量は増加し続け、その結果、在庫増加により価格が急速に下落した。一方で、セル生産においては、 PERC セルメーカーはフル稼働を続け、TOPConの生産開始により、月間生産量は着実に増加している。モジュール分野では、生産能力が著しく拡大したが、関連メーカーは中国国内外の需要の変化によって生産計画を修正し続けている。

 

 今年下半期に向けて、川上価格が徐々にメーカーの原価水準まで低下した後、価格下落余地は大幅に縮小すると予想されるが、増加が予定されている新規生産能力は巨大であるため、市場は引き続き川上の供給過剰と過剰在庫の問題に直面するだろう。今年下半期も引き続き川上メーカーは在庫と販売価格のバランスを図りながら、稼働率を通じて実質生産量をコントロールしていくと見られる。

 

 川下の電池技術の更新により、TOPCon の名目生産能力は今年末までに 600 GW を超えると予想され、既存の 500 GW PERC セルの生産能力に加えて、巨大な生産能力過剰により、電池分野自体の競争が激化すると考えられる。TOPConセルの生産拡大が順調に進み、生産量の伸びが予想を上回れば、N型シリコンウェハーの不足に加えて、年末までにセルメーカーは供給過剰に対応するため、稼働率を下げることを余儀なくされるだろう。モジュールに関しても、新規参入企業や川上メーカーがモジュール産業への投資が増加しているため、すでに供給過剰になっている。現在、モジュール分野における価格競争が激しく、国内外での余剰在庫が問題になっている。下半期には、大手一貫メーカーはブランド効果を発揮し、稼働率で中小メーカーをはるかに超えるだろう。

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