BNEF(ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(bloomberg new energy finance BNEF)の予測によると、2022年には、世界中に導入された太陽光発電システムの設備容量は200GWに達するとのことだ。過去のデータから、2021年には、世界中の太陽光発電システムの総設備容量は183GWに達し、前年の2020年と比べると40GW増加し、当初の予測である150GWよりもはるかに高い数値に達したことがわかる。
2021年の中国での目覚ましい成長により、BNEFは2022年に200GWという世界的に注目すべき数字を示した。電気料金の高騰と電力不足の状況において、屋上太陽光発電と家庭用太陽光発電の設備容量は20GWに増加すると考えられている。 2022年には、中国だけでもPV容量が81〜92GWに増加する可能性がある。
太陽光発電モジュールの価格は2021年に予想に反して上昇し、過去10年間の価格低下傾向から脱したが、太陽光発電モジュールの価格は依然として低下傾向にあり、このことが世界の太陽光発電市場の成長の重要な理由の1つとなっている。
太陽光発電産業の主要原材料であるポリシリコンの生産も、中国で新しい生産施設が稼働するため、39%増加する見込みとなっている。 2021年10月以降、ポリシリコンの価格は、2021年末までに1キログラムあたり37ドルから32ドルに下がり続けた。 BNEFは、2022年の後半に価格が1キロあたり20ドルから25ドルまで下がるであろうと予測している。さらに、210mmポリシリコンの生産効率が上がると、PVモジュールの価格はさらに下がることになるだろう。大量の低価格PVモジュールがより大きな市場シェアを獲得することから、モジュールの価格は11%から15%下がり、23セント/ Wから24セント/ Wになると予測される。
2021年末までに、PERC(パーク Passivated Emitter and Rear Cell) 太陽電池の年間容量は400GWを超え、世界の太陽光発電バリューチェーンの全体的な容量は増加するであろう。
PVサプライチェーンにおいて、インドやヨーロッパ、米国などの国々が主要市場で新しい容量を増やし、または増やそうと試み、中国に追い付こうとしている。そのため、中国は2023年に供給過剰になる可能性があるものの、これらのPVモジュールメーカーの成長が、強い内需と保護対策の両方をもたらす可能性があるだろう。
BNEFは太陽エネルギー貯蔵システムの数が2022年までに倍増することも予測している。エネルギー貯蔵システムは、PVの開発と発展における成長の要である。特にインドのように価格に敏感な大規模市場では、成長の余地は非常に大きいと言えるだろう。このような状況において、エネルギー貯蔵システムは、今後、数年間でさらに成長し続けると考えられる。
(記者 山本 圭輔 編集 高橋 淳 校閲 石井 美香)



