太陽光発電業界の大手企業であるハンファQセルズは、最近、韓国の3.5GWのコンポーネント工場を閉鎖すると発表した。これは国内市場の需要減少に対する直接の対応である。2020年以降、韓国の太陽光発電設備量は減少傾向にあり、今後も減少が続くと予想されているため、ハンファQセルズはグローバルな生産能力の配置を最適化に取り組んでいる。
それにもかかわらず、ハンファQセルズは韓国Jincheonにある工場への投資を続け、TOPCon製品の生産を維持するとともに、ペロブスカイト積層技術の試験ラインも維持している。現在、ハンファQセルズの世界PVモジュール生産能力は約13.8GWで、そのうち韓国が4.5GWを占め、世界市場シェアは約6%である。
国内市場の縮小とは対照的に、ハンファQセルズは国際的な事業拡大、特に北米市場への投資を大幅に増やしている。同社の米国における製造能力は急速に拡大しており、特にジョージア州ドルトンの工場は米国最大の結晶シリコン太陽光モジュール製造基地の一つとなっている。ハンファQセルズは、既存工場の生産能力を拡大し、新規工場の建設により、米国の生産能力を8.4GWまで引き上げる計画である。こうした拡張計画は、「米国太陽光製造法」に基づく税制優遇措置など、米国政府の支援政策と密接に関連している。
ハンファQセルズのグローバル戦略的調整は、市場の変化への迅速な対応能力を反映しているだけでなく、技術革新と市場機会への積極的な追求を示している。また、米国における追加投資と生産拡大の計画は、グローバル太陽光産業チェーンにおけるリーダーとしての地位を固めるという同社の決意を反映している。
(文・編集 松木 大燿)



